小學《せうがく》 4年《ねん》の をとこのこが めしを うつはの なかで まるめ、 それを うへに はふりなげて ふざけて ゐたと いふのは、 しりを たたかれても しかた ない ことに おもひます。
しりを たたいた 校長《かうちゃう》が いきすぎて けがを させて しまったのは よく ありません。
と、 そこまでは、 よいのですが、 こころに ひっかかる ことが あります。
をとこのこは、 そのごとくに ふざけて めしを たべられなく したら、 おのれが こまるのだとは おもはなかったのでせうか。
こどもの ころ、 給食《きふしょく》は たのしみでした。
いたづらを しなかった わけでは ないと おもひますが、 わざわざ たべられなく した ことは なかったと おもひます。
たべられなく して しまったら、 おなかが へって おのれが こまりますから。
むしろ、 おなかが すいて ゐるので、 たべものに いたづら する ゆとりなど なく、 がつがつと たべて ゐたと おもひます。
この をとこのこは、 おなかが すいて ゐなかったのでせうか。
それとも、 いまの たのしみの ために、 おなかが すいて ゐる ことなど どうでも よく なって ゐたのでせうか。

